子どもが突然鼻血を出すと、
量が少なくても見た目に驚いてしまうものです。
「どうしよう」
「上を向かせたほうがいい?」
と、焦ってしまう方も多いのではないでしょうか。
筆者である私は看護師であり、4人の子どもを育てる母でもあります。
そんな我が家でも、鼻血トラブルはよくありました。
この記事では、
家庭でできる正しい鼻血の止め方を、
看護師ママとしての実体験と医療的な視点の両方から解説します。
看護師ママのリアル体験|わが家でよくある鼻血トラブル
我が家では、子どもたちの鼻血は珍しいことではありません。
特に幼稚園の頃、
朝起きたら枕に血がついていて、
私が思わずドキッとしたこともありました。
鼻血が出ると、子どもは本能的に
「上を向けば止まる」
と思ってしまうことが多いです。
実際、わが家の子どもたちも
・顔を上に向けようとする
・「まだ出てる?」と鼻を触る
と、落ち着かない様子を見せていました。
そんなとき私は、
「大丈夫だよ。少し下を向いて、ここを優しくつまもうね」
と声をかけ、
一緒に深呼吸しながら止血するようにしていました。
この方法に変えてからは、
短時間で止まりやすくなり、
子どもたち自身も落ち着いて対応できるようになりました。
今では小学生の子が、
「ティッシュ丸めて入れる?10分数えるね」
と、正しい止血の流れを自然と身につけています。
鼻血が出たときにまずすべきこと
鼻血が出たときに一番大切なのは、
慌てず、正しい姿勢をとることです。
まず、椅子に座り、
顔をやや下に向ける姿勢をとります。
このとき、
上を向くのはNGです。
血が喉に流れ込むと、
・飲み込んでしまう
・吐き気を起こす
といった原因になります。
「血を外に出す」ことを意識し、
落ち着いて対応しましょう。
家庭でできる正しい止血の手順
ここからは、家庭でできる正しい鼻血の止め方を説明します。
正しい止血の流れ
1.ティッシュまたはガーゼを軽く丸める
2.出血している側の鼻の穴にやさしく入れる
3.親指と人差し指で、鼻の付け根より少し下の柔らかい部分をしっかりつまむ
4.そのまま10分間ほど圧迫を続ける
5.血が止まったら、静かに離し、こすらない
途中で確認したくなっても、
10分間は触らずに圧迫を続けることがポイントです。
10分経っても止まらない場合は、
さらに5〜10分、同じように圧迫を続けましょう。
やってはいけない対応
次のような行動は、止血を妨げます。
・顔を上に向ける
・鼻を強くかむ
・止まった直後に何度も触る
・冷水で鼻を洗う
・頭を下げすぎる
一度固まりかけた血の塊を壊すと、
再出血しやすくなります。
鼻血が出やすい人の特徴と予防法
鼻の中には、
キーゼルバッハ部位と呼ばれる、
細い血管が集まった場所があります。
この部分は乾燥や刺激に弱く、
鼻血が起こりやすい場所です。
鼻血が出やすい原因
・鼻をよく触る、強くかむ
・室内の乾燥
・鼻炎やアレルギー
・睡眠不足やストレス
・血圧の変動
予防のポイント
・加湿器を使い、乾燥を防ぐ
・鼻をこすらず、やさしくかむ
・十分な睡眠と水分補給
子ども・高齢者で気をつけたいポイント
子どもの場合
・鼻をいじるクセが原因のことが多い
・止血後も、こすらないよう声かけをする
・短時間で止まるなら過度な心配は不要
高齢者の場合
・血圧の変動で出やすい
・抗凝固薬(血をさらさらにする薬)の影響
・乾燥や鼻のかみすぎに注意
止まりにくい場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。
病院を受診したほうがいいケース
次のような場合は、
耳鼻科など医療機関を受診してください。
・30分以上出血が止まらない
・頻繁に鼻血を繰り返す
・顔をぶつけた後に出血している
・出血量が多く、ふらつきや立ちくらみがある
・血を飲み込んで嘔吐している
頻繁な鼻血の背景に、
アレルギーや血液の異常が隠れていることもあります。
まとめ|正しい方法で落ち着いて対処を
・顔は上ではなく「やや下向き」
・鼻の柔らかい部分を10分間圧迫
・再出血防止のため、触らない・強くかまない
鼻血は見た目に驚きますが、
多くは家庭で正しく対応すれば落ち着きます。
看護師ママからひとこと
「上を向いて止める」は、昔の方法です。
正しい止血位置と姿勢を知っているだけで、
鼻血のときも安心して対応できます。



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