はじめに|「熱が下がった=治った」ではない
子どもが高熱を出し、
解熱したときにまず感じるのは、
ほっとした安心感だと思います。
「やっと熱が下がった」
「これで一安心かな」
でも実際には、
解熱後こそ判断に迷う時期でもあります。
元気すぎるほど動き回ったり、
咳だけがしつこく残ったり、
昼間は元気なのに夜になると調子が悪くなる。
こうした状態は、
インフルエンザや発熱後にはとてもよく見られます。
この記事では、
発熱が下がったあとの子どもの様子をどう見ればよいのか、
「様子見」と「休ませる」「受診」の判断を
看護師ママの視点で整理します。
解熱後によく見られる子どもの様子
発熱が落ち着いたあと、
我が家で一番多かったのは次のような様子です。
・元気すぎるほど動く
・咳だけが残る
・すぐ疲れて昼寝が増える
・夜になると調子が悪くなる
・夜だけ微熱が出る
一見すると
「もう大丈夫そう」に見えることも多く、
判断がとても難しい時期です。
元気すぎるのは回復?それとも要注意?
解熱後、
急に元気になって動き回る子どもは少なくありません。
これは、
体力が完全に戻ったというよりも、
しんどさから解放されて動いている状態であることが多いです。
このタイミングで無理をすると、
翌日以降に
・だるさが強く出る
・咳が悪化する
・夜にまた熱が出る
といった形でぶり返すことがあります。
体験談|無理をさせたときほど長引いた
これまでの育児を振り返ると、
「もう大丈夫そう」と感じて
登園・登校を再開させたあとに、
症状がぶり返した経験は何度もあります。
反対に、
解熱後に1日しっかり休ませたときは、
回復が早かったことが多くありました。
この差は、
体の回復が見た目よりも遅れている
という点にあると感じています。
判断の軸は「夜間の様子」
私が一番大事にしている判断基準は、
夜、しっかり眠れているかどうかです。
・夜中に咳で何度も起きる
・寝つきが悪い
・うなされる
・夜だけ微熱が出る
こうした様子がある場合、
体はまだ回復途中です。
昼間に元気そうでも、
夜間の休息がとれていない場合は、
休養を優先しています。
咳が残っているときの見方
インフルエンザや発熱後は、
咳だけが長く残ることも珍しくありません。
特に注意して見るのは、
・明け方や寝起きの咳
・夜に強くなる咳
・横になると悪化するか
これらが続く場合、
気道の炎症がまだ落ち着いていない可能性があります。
「熱がないから大丈夫」
とは言い切れないポイントです。
登園・登校を再開する前に見たいポイント
再開を判断するときは、
次の点をセットで見ています。
・夜しっかり眠れている
・食事量が少しずつ戻っている
・昼間の元気が持続する
・遊び方が落ち着いている
どれか一つではなく、
全体のバランスを見ることが大切です。
親の「違和感」はとても大切
「なんとなくまだ本調子じゃない」
「いつもと違う気がする」
この感覚は、
毎日一緒に過ごしている親だからこそ気づけるものです。
解熱後は、
数字で判断できる指標が減る分、
この違和感がとても重要になります。
まとめ|解熱後は“回復期”として見る
発熱が下がったあとは、
「治った」ではなく
「回復途中」と考える方が安全です。
・元気すぎる
・夜に調子が悪い
・咳が残る
こうした様子は、
体がまだ休息を必要としているサインかもしれません。
迷ったときは、
夜間の休息を軸に判断する。
そして、
親の違和感を信じていい。
それが、
結果的に回復を早める選択になることも多いです。
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