はじめに|子どもの発疹は「見た目」だけでは判断できない
子どもの体に発疹が出ると、
多くの保護者が不安になります。
突然赤いブツブツが出た、
広がってきている、
かゆがっている、
熱もある気がする。
発疹は、
写真や見た目だけで
「大丈夫」「危険」と判断するのが
とても難しい症状です。
この記事では、
子どもの発疹について
家庭で確認したいポイントと、
様子見と受診の切り替え目安を
看護師ママの視点で整理します。
そもそも発疹とは何か
発疹とは、
皮膚に現れる
赤み・ぶつぶつ・盛り上がりなど
目に見える変化の総称です。
原因はさまざまで、
・ウイルスや細菌などの感染症
・アレルギー反応
・汗や摩擦による皮膚刺激
・体調不良に伴う一時的な反応
などがあります。
そのため、
「発疹がある=危険」
とは限りません。
大切なのは、
発疹そのものよりも
全身の状態と経過を見ることです。
まず確認したい発疹時の全体の考え方
発疹が出たときは、
次の3つを軸に考えると
判断が整理しやすくなります。
・元気や反応はどうか
・発疹以外の症状があるか
・時間とともに変化しているか
見た目のインパクトに引っ張られず、
子ども全体の様子を
必ず確認します。
家庭でできる発疹チェックポイント
① 発疹の広がり方を見る理由
発疹が、
・体の一部だけ
・左右対称
・急に全身に広がった
など、
どのように出ているかを確認します。
短時間で急激に広がる場合は、
アレルギー反応や蕁麻疹の可能性があります。
一方、
数日かけて少しずつ広がる場合は、
感染症の発疹であることもあります。
② かゆみ・痛みの有無
発疹に
・強いかゆみ
・痛み
・ヒリヒリ感
があるかどうかも重要です。
かゆみが強い場合は、
蕁麻疹やアレルギーが考えられます。
痛みを伴う場合は、
炎症が強い可能性があります。
③ 発熱や体調不良を伴っていないか
発疹と同時に、
・発熱
・咳
・鼻水
・喉の痛み
・ぐったりしている
といった症状がある場合は、
感染症の可能性も考えます。
特に、
元気がない状態が続く場合は
注意が必要です。
④ 発疹の色や形
発疹の色や形も
判断のヒントになります。
・赤い
・白っぽい
・盛り上がっている
・平ら
色が濃くなっていく、
紫っぽくなる場合は、
早めに相談した方が安心です。
様子見できる発疹の特徴
次のような場合は、
家庭で様子を見る選択もできます。
・元気がある
・発疹以外の症状がない
・かゆみが軽い
・時間とともに変化が少ない
ただし、
経過観察は必須です。
すぐ受診を考えたい発疹のサイン
次のような場合は、
早めに医療機関へ相談してください。
・発疹が急激に広がっている
・高熱を伴っている
・ぐったりして反応が弱い
・紫色や出血斑のような発疹
・強い痛みや腫れがある
「様子見でいいか迷う」
と感じた時点で
相談して問題ありません。
家庭でできる発疹時のケア
発疹があるときは、
・こすらない
・清潔を保つ
・汗をかいたらやさしく拭く
・爪を短く切る
など、
皮膚への刺激を減らします。
自己判断で
強い薬を使う前に、
医師に相談できると安心です。
受診時に伝えたいポイント
受診する際は、
・いつから発疹が出たか
・どこから広がったか
・発熱や体調不良の有無
・かゆみや痛みの程度
を伝えられると、
診察がスムーズです。
まとめ|発疹は「全身状態」と「経過」で判断する
子どもの発疹は、
見た目だけで判断するのは危険です。
・元気
・発疹以外の症状
・時間経過
この3つを大切にしながら、
必要なときには
迷わず医療機関を頼ってください。
親が落ち着いて観察することが、
子どもを守る一番の近道です。
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