子どもの看病がつらくなったとき|「もう限界かも」と感じた親のサインと立て直し方

くらしのゆとり

はじめに|看病が続くと、いちばん削られるのは「親の判断力」

子どもの体調不良が続くと、

発熱、咳、呼吸、食事、水分、受診のタイミング――

一日中「考えて、判断して、また考える」時間が続きます。

しかもそれが数日、場合によっては数週間続く。

私自身、看護師として医療の知識はあっても、

母親として看病が続く中で何度も感じたのは、

一番しんどくなるのは体よりも「判断をし続けること」 でした。

この記事では、

看病が長引いたときに親が感じやすい「限界サイン」と、

私自身が実際にやって助けられた立て直し方を、

整理しながらまとめていきます。

一番しんどかったのは「体力」より「頭が回らない状態」

看病で一番つらかったのは、

実は「寝不足」そのものよりも、

寝不足の中で判断を続けなければならない状態 でした。

・夜に何度も起きる

・まとまった睡眠がとれない

・自分自身も体調が悪い

その状態で、

「これは様子見でいい?」

「もう一度受診したほうがいい?」

「薬は効いている?」

と考え続けるのは、想像以上に消耗します。

特にしんどかったのは、

誰にも相談できないと感じていたとき でした。

夫が仕事、夜間、連休、実家も遠い。

「自分が判断しなければ」という気持ちが強くなり、

心の逃げ場がなくなっていました。

「これ以上は無理かも」と感じた親の限界サイン

振り返ってみると、

自分が限界に近づいていたサインはいくつもありました。

① 泣き声がつらく感じ始めたとき

体力も気力も落ちているとき、

何をしても泣き止まない子どもの声が、

「かわいそう」より先に「つらい」と感じてしまう。

これは親失格ではなく、

心と体が限界に近づいているサイン です。

② 判断を先延ばしにしたくなったとき

・もう少し様子を見よう

・今は考えたくない

そんな気持ちが強くなったときは、

判断疲れがピークに近づいています。

③ 自分の不調を後回しにしているとき

自分も発熱、咳、だるさがあるのに、

「私が倒れたら回らない」と無理を続けてしまう。

この状態が続くと、

親子ともに回復が遅れやすくなります。

実際にやって「助かったこと」

限界を感じたとき、

私が実際にやって助けられたことを整理します。

① 家事を捨てると決めた

洗濯はコインランドリー。

食器は最低限、紙皿や使い捨ても使う。

買い物はネットスーパーや宅配。

「やらない」と決めるだけで、

頭の中のタスクが一気に減りました。

② 迷ったら医療に頼ると決めた

体力的・精神的に限界なときほど、

受診や #8000 に相談しました。

「入院になったらどうしよう」と思うこともありましたが、

点滴や治療で子どもが楽になることで、

結果的に 親も一緒に休める時間 が生まれました。

頼ることは、悪い選択ではありません。

③ 子どもと生活リズムをそろえた

同じ時間に起きて、同じ時間に寝る。

それだけでも、休める時間が確保できます。

「自分の時間を作ろう」と頑張るより、

一緒に休む 方が回復は早いと感じました。

*今だから言えること|早く頼ってよかった

一人目が喘息発作を起こしたとき、

私は「自分で何とかしなければ」と思い、

受診を先延ばしにしてしまいました。

結果的に悪化し、入院。

今振り返ると、

もっと早く専門機関に頼ればよかった と心から思います。

早く受診することは、

弱さではなく、守るための判断です。

チェックリスト|親の限界に気づくために

以下に当てはまったら、

一度立ち止まっていいサインです。

・夜眠れていない日が続いている

・判断するのがつらいと感じる

・泣き声がしんどく感じる

・自分の体調を無視している

・誰にも相談できていない

一つでも当てはまれば、

もう十分頑張っています。

まとめ|看病は「1人で耐えるもの」ではない

看病が続くと、

「もっと頑張らなきゃ」と思ってしまいます。

でも、

看病は耐久戦ではありません。

頼ること、手を抜くこと、相談することは、

回復への近道です。

もし今しんどいと感じているなら、

それはあなたの感覚が正しい証拠。

1人で抱え込まず、

使える手段を使っていい。

それが、

子どもを守ることにも、

あなた自身を守ることにもつながります。

 

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親がつらくなったときも含め、
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▶︎ 病児看護まとめ|迷ったときに戻ってきたい家庭での判断と支え方【保存版】

 

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子どもの体調が悪い夜、
判断を一人で抱える時間が、
一番つらかったときのことを
noteにまとめました。

同じような経験がある方へ。
▶︎ noteで読む

【筆者:まみ】|くらしのケアノート

「家庭の困りごとにそっと寄り添う、くらしのケア図書館」をコンセプトに、
おうちでできるやさしいケアと、暮らしをラクにする知恵を発信しています。

正看護師として10年以上勤務。
脳外科病棟を中心に、ICU(集中治療室)との兼任を含む高度急性期医療から、
消化器科(一般病棟/がん専門病棟)、結核などの指定感染症管理まで幅広く経験しました。

その後、デイサービスにて介護・リハビリ領域の看護にも携わり、
生活期の視点からのケアや家族支援を実践しています。

1000km単位の転勤を2度経験した4児のワンオペ母。
30分以内で作れる時短料理と、無理しない家庭運営が得意です。

▼Instagram:@kurashi_care(準備中)
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