【小児喘息シリーズ①】
小児喘息とは?
小児喘息とは、鼻や気管の奥にある 気道(空気の通り道) が炎症を起こし、
腫れたり、狭くなったりすることで 呼吸がしにくくなる病気 です。
特徴は以下の3つ。
・気道が慢性的に炎症を起こしている
・ちょっとした刺激(風邪、ホコリ、運動)で症状が悪化
・夜や天候の変化に影響されやすい
なぜ子どもは喘息になりやすいのか
子どもの気道は大人より細いため、少しの炎症でも呼吸が苦しくなりやすいことが特徴です。
・気道が細い
・咳を上手に吐き出せない
・風邪をひきやすい
・ハウスダストの影響を受けやすい
発作の仕組み(気道の炎症とむくみ)
特に1〜3歳は抵抗力が弱く、風邪のたびに発作が起こることも珍しくありません。
喘息の発作は以下の3つが同時に起こります。
・気道の炎症
・気道のむくみ
・気道の中に分泌物(痰)が増える
この3つによって気道が狭くなり、
・ゼーゼー(笛のような呼吸音) ・ヒューヒュー ・肩呼吸 ・咳き込み ・呼吸が浅い
といった症状が出ます。
夜に悪化しやすい理由
喘息は夜に悪化しやすいと言われます。
理由は、
交感神経 → 副交感神経に切り替わる(気道がむくむ)
布団のホコリ
寝室の乾燥
体が横になることで痰が溜まりやすい
特に 明け方(午前3〜5時) は発作が起こりやすい時間帯として有名です。
初期サインを家庭で見抜くポイント
以下のサインがあれば、発作の始まりを疑います。
① 夜間の咳き込みが増える
② 眠ったと思っても再び咳こんで起きる
③ ゼーゼー・ヒューヒュー(特に吐く息が長い)
④ 肩呼吸(肩が上下に動く)
⑤ 機嫌が悪い・食欲低下
これらは「軽い咳風邪」と誤解されがちですが、
家庭で早く気づけるかどうか がとても大切です。
1人目で経験した「1歳の初めての喘息発作」体験談
ここからは、
筆者である私が 1人目の1歳のときに経験した“初めての喘息発作” をお伝えします。
突然始まった夜間の激しい咳き込み
1人目が1歳の頃
夜になり急に咳き込みが始まりました。
ひどすぎる咳→咳き込みすぎて呼吸が止まりそうになる→眠ったかと思えば布団に下ろすとまた咳き込みが再発の無限ループ
寝不足が続いた私も疲れ切っていました。
異常な呼吸音と肩呼吸
次第に
ヒューヒュー ゼーゼー
という明らかな異常音が聞こえ、
小さな体で肩を大きく動かして呼吸する姿がとても切なく、胸が締めつけられたのを覚えています。
これが“発作の始まり”でした。
家庭でできる初期ケア
発作の初期に有効な方法は以下です。
① 体を起こす(座位・ファーラー位)
呼吸しやすくなる基本姿勢。
② 部屋を加湿する
加湿器・濡れタオル・洗濯物を干すなど。
③ 水分補給
痰を柔らかくするため。
④ 部屋のホコリを控える
カーペットやラグはひかない
⑤ 無理に寝かせようとしない
苦しさが強いと横になることが余計つらくなる。
受診のタイミングと迷った時の判断
こんな症状があれば迷わず受診を。
・肩呼吸が強い
・ゼーゼーが明らか
・呼吸が速い
・顔色が悪い
・食事・水分が取れない
・咳で嘔吐が続く
・夜間に悪化していく
1歳前後の発作は進行が早いため、
「少し変だな?」の段階で早めの受診が安心です。
まとめ:小児喘息は“早く気づけば怖くない
小児喘息は怖い病気ではありません。
しかし、発作の初期に気づけるかどうかで
子どもの苦しさも、家庭の負担も大きく変わります。
・夜の咳
・肩呼吸
・ゼーゼー
・呼吸が浅い
これらの小さなサインを見逃さず、
家庭でできるケアを早めに行うことが大切です。
次の記事では、
「発作サインの見方」 をさらに深掘りし、
より具体的に家庭で判断できるポイントをまとめます。


