子どもの発達の目安一覧|0歳〜15歳まで年齢別にわかる身体・言葉・心の育ち【体験談あり】

子育てケア

はじめに|発達の目安を「安心材料」にするために

初めての子育てのとき、

「この年齢でどれくらいできていればいいのか」

「どこまで理解できているのか」

「どこまで注意していいのか」

が分からず、戸惑うことが何度もありました。

もちろん、その子の理解力に合わせて関わることが大前提です。

それでも、親が求めていることが、子どもにとって難しすぎるのかどうかが分からないことに、不安を感じていました。

今でも1人目の成長は、何歳になっても私にとっては初めての連続です。

ただ、年齢が上がり、言葉や理解力が育ってきたことで、

「何が分からないのか」「どこでつまずいているのか」が見えるようになり、以前より不安は減ったと感じています。

とはいえ、これから反抗期に入っていく時期でもあり、また別の悩みに直面していくのだろうな…とも思っています。

子育てをしていると、

「この年齢でこれができないのは大丈夫?」

「周りの子と比べて遅い気がする」

と不安になる瞬間は誰にでもあります。

私自身、看護師として小児心理学や発達について学んできましたが、

わが子の発達を前にすると、知識があっても気持ちは揺れることが何度もありました。

発達の目安は、評価や比較のためのものではありません。

「今、どんな力が育っている時期なのか」を知るための“道しるべ”です。

ここでは、年齢ごとの発達の特徴を、

私自身の育児体験を交えながらまとめています。

あくまで一家庭の体験ですので、ご自身のお子さんの理解力や性格を見ながら参考にしてください。

0〜3か月|安心感がすべての土台になる

この時期の赤ちゃんは、首が少しずつ安定し、腹ばいで顔を上げるようになります。

視線を合わせたり、声に反応したりと、感覚を通して外の世界とつながり始める時期です。

体験談

1人目の新生児期は、「なぜ泣いているのか分からない」ことが一番の不安でした。

生後1か月を過ぎた頃の黄昏泣きは、産後の疲れのピークと重なり、精神的にかなり消耗しました。

おむつ、ミルク、服の調整、抱っこ…。

何を試しても泣き止まず、赤ちゃんと一緒に泣いた日もあります。

それでも、抱っこをして声をかけ続けるうちに、目で追ってくれるようになり、

「関わりがちゃんと届いている」と感じられる瞬間が増えていきました。

この頃のその小さな反応が、今思えば大きな支えだったように思います。

この時期は、とにかく安心できる存在がそばにいることが何より大切です。

5〜6か月|動けるようになると世界が広がる

寝返りや支え座りができるようになり、手に取った物を口に入れて確かめます。

これは「何でも口に入れる困った行動」ではなく、脳を育てる大切な学習行動です。

体験談

下の子になるほど、上のきょうだいのおもちゃを追いかけて動きが活発でした。

同じ月齢でも、環境によって発達の見え方が大きく違うと実感しています。

一方で、上の子がいる分、誤飲などの危険も増えます。

寝返りができるようになった頃から少しずつ環境を整え、ハイハイが始まるまでには安全対策を終えるようにしていました。

わが家では

  • 赤ちゃんの部屋
  • 上の子たちの部屋

を分け、赤ちゃんエリアには赤ちゃん用のおもちゃだけを置くルールにしました。

柵で囲い、上の子のおもちゃは持ち込まないようにしています。

特に年子育児では、上の子の理解力もまだ未熟なため、エリアを分ける方が分かりやすく、安全を守りやすかったと感じています。

9か月|人見知りは心が育っている証拠

座る・つかまり立ちなど運動面が安定し、「ママ」「パパ」といった音を繰り返すようになります。

人見知りが始まる子も多く、これは特定の人との愛着が形成されているサインです。

体験談

人見知りがとても強い子がいて、顔を見るだけで大泣き。

ひどい時には、朝出かけて夜に帰宅した父親にも泣いていました。

「大丈夫かな」と心配になるほどでしたが、その時期は母親しか受け付けず、後追いも激しく、トイレに行くのも大変でした。

ただ、後から振り返ると、母親との関係がしっかり築けていた証だったと感じています。

1歳|歩く・話す・自分でやりたい

歩行が始まり、行動範囲が一気に広がります。

意味のある言葉が出始め、生活動作も少しずつ自分でやろうとします。

体験談

転ぶことが多いため、床を柔らかいマットに変えたり、家具の角にガードをつけるなど、安全対策が必要になります。

この頃は

  • つま先立ちで物に手が届く
  • 家具の下に手を入れる
  • まだ口に物を入れる

といった行動が重なる時期です。

トイレットペーパーの芯より小さい物には特に注意していました。

実際に、壁の棚に置いていたアレクサのコードを引っ張って落としたことがあり、幸い子どもには当たりませんでしたが、本当にヒヤリとしました。

また、外出も一気に大変になります。

きょうだいがいると外食を完全に避けるのも難しく、下の子が座っていられず、慌ただしい食事になることも多かったです。

この時期は、親同士のチームワークが試される時期だと感じています。

一方で、ベビーサインや短い言葉が増え、コミュニケーションが取りやすくなり、可愛さもぐっと増してきます。

1歳半〜2歳|イヤイヤ期は自立の入口

二語文が出始め、「自分で決めたい」という気持ちが強くなります。

いわゆるイヤイヤ期は、自我が育っている証拠です。

体験談

「イヤ!」が続くと大変ですが、「意思を持てている」と捉えることで、気持ちが少し楽になりました。

この頃は、寝転がって気持ちを表現することも増えます。

外出先でのイヤイヤは本当に大変です。

以前は、あれこれ提案してなだめていましたが、今は落ち着くまで待つようにしています。

タイムアウトを取り入れるのも一つの方法です。

※タイムアウトについては別記事で詳しくまとめています。

エリクソンの発達段階理論と実際の子どもの発達|看護師ママが0〜6歳の成長をわかりやすく解説

3歳|「なんで?」が増える理由

運動・言語・思考が一気に伸び、理由を知りたがる時期です。

集団行動の基礎も育ち始めます。

体験談

とにかく「知りたい」時期です。

穴があればのぞく、水たまりがあれば入る、高い所から飛ぶ、触る、つぶす…。

周囲を見ずに走り回るため、事故も増えます。

1人目は段差から落ちて肘を骨折、2人目は指に木の棘が刺さり皮膚科へ、3人目は虫や草でかぶれて皮膚科へ。

この頃は、好奇心と危険が隣り合わせだと実感しました。

4〜5歳|友達との関係が育てる力

友達との関わりが増え、相手の気持ちを考える経験が増えていきます。

生活面の自立も進み、就学準備の時期です。

体験談

3歳から幼稚園に入園しましたが、子どもたちは1人遊びが大好きでした。

特に1人目は友達と遊ぶ様子がなく、とても心配しました。

担任の先生に相談すると、

「1人遊びは、これから外に向かう準備の時期です」

と言われ、気持ちがとても楽になりました。

その後、自然と友達と遊ぶようになり、本当にその子それぞれのペースがあると実感しました。

6歳|自信と不安が入り混じる時期

小学校に入学すると、生活の中心が「遊び」から「学習」へと大きく変わります。

この時期の子どもは、「できる・できない」をこれまで以上に意識し始め、自己評価が芽生える時期でもあります。

6歳前後では、

・指示を聞いて行動する力(注意・集中)

・順序立てて考える力

・我慢する力(衝動のコントロール)

といった遂行機能が発達途中にあります。

そのため、大人が思うほど安定して集中できなかったり、うっかり忘れてしまったりすることは、発達的に自然なことです。

この時期に大切なのは、結果だけを見るのではなく、

「取り組もうとしたこと」「途中まで頑張ったこと」を認める関わりだと感じています。

体験談

1人目が初めて小学校に入学したとき、私自身も「授業に遅れないように」「テストで良い点が取れるように」と気合が入っていました。

そのため、つい口うるさく言ってしまい、子どもとぶつかることも多くありました。

そんな中で参観日があり、他の子どもたちの授業態度や集中力、ノートの取り方、字の丁寧さなどを見る機会がありました。

そのときに気づいたのは、私が1人目に求めていた基準が、入学直後の段階としては高すぎたということでした。

わが子だけを見ていると、「もっとできるはず」「もう少し頑張ってほしい」と、期待がどんどん膨らんでしまいます。

でも実際は、まだ入学してほんのわずかな期間しか経っていない、環境に慣れる途中の子どもでした。

このことに気づいてからは、

・間違えても最後までやろうとした

・分からなくても手を挙げた

・学校に毎日通えている

そういった小さな積み重ねを意識して声をかけるようになりました。

すると、子どもの表情も少しずつ柔らぎ、私自身の気持ちも楽になったのを覚えています。

6歳は、「自信」と「不安」を行き来しながら育つ時期です。

この時期に「できた・できない」だけで評価されるよりも、

「やってみた」「挑戦した」経験を積み重ねることが、その後の自己肯定感につながっていくと感じています。

7〜8歳|比べる心が芽生える

他者との比較が始まり、自己評価が揺れやすくなります。

得意なことを伸ばす経験が、自己肯定感につながります。

体験談

転勤で1人目は転校を経験しました。

友達ができるか、クラスに馴染めるか、とても心配でした。

工作が好きだったため、引っ越し先で美術の習い事を始めました。

それがとても良かったようで、賞を取る経験を重ね、自信につながりました。

「誇れるもの」が一つあるだけで、子どもは驚くほど前向きになります。

9〜12歳|責任感と仲間意識

抽象的な思考が育ち、仲間との関係がより重要になります。

役割を任される経験が、社会性を高めます。

体験談

学級役員に立候補しました。

結果は落選でしたが、作文を書き、発表し、挑戦した経験は大きな財産だったと思います。

その姿を見て、子どもだけでなく、親である私自身も成長させてもらっていると感じました。

12〜15歳|心と体のアンバランス

まだこの時期の体験談はありません。

医学的には、第二次性徴期は「脳と体のアップデート期間」とも言われ、情緒が不安定になりやすい時期です。

私自身の経験を振り返っても、口うるさく言われるのはとても嫌でした。

だからこそ、挨拶や感謝、行き先の共有など、最低限の会話を大切にしたいと思っています。

携帯電話や性教育についても、早めに伝えていくつもりです。

看護師として、母として、必要だと感じています。

発達の目安とエリクソンの発達段階

年齢ごとの心の課題については、こちらの記事で詳しくまとめています。

エリクソンの発達段階理論と実際の子どもの発達|看護師ママが0〜6歳の成長をわかりやすく解説

まとめ|発達は一直線ではない

子どもの発達は、教科書どおりに進むものではありません。

昨日できなかったことが今日できるようになることもあれば、

できていたはずのことが、環境の変化や心の揺れで一時的にできなくなることもあります。

年齢ごとの「発達の目安」は、

できているか・遅れているかを判断するための基準ではなく、

今、どんな力が育とうとしている時期なのかを知るためのヒントです。

私自身、1人目の育児では、

「もっとできるはず」「もう少し頑張ってほしい」と、

無意識のうちに理想を重ねてしまうことが何度もありました。

2人目、3人目、4人目と育てる中で、

同じ年齢でも、同じ育て方でも、育ち方は本当にそれぞれ違うのだと実感しています。

発達は、直線ではなく、

行ったり来たりしながら、少しずつ積み重なっていくものです。

つまずいているように見える時期も、

実はその子なりに「次に進む準備」をしている途中なのかもしれません。

また、年齢が上がるにつれて、

身体の発達だけでなく、心の成長がより大きな意味を持つようになります。

その子が今、

「安心を求めているのか」

「自分でやってみたいのか」

「認めてほしいのか」

を知ることが、関わり方のヒントになります。

その視点として役立つのが、エリクソンの発達段階です。

発達の目安とあわせて心の課題を知ることで、

「なぜ今こういう行動が出ているのか」が、少し見えやすくなります。

子育ては、正解を探す作業ではなく、

その子を理解しようとし続ける時間なのだと、私は感じています。

比べなくていい。

焦らなくていい。

今、その子が立っている場所を知り、

少し先を照らしてあげる。

それが、家庭でできるいちばんのケアなのではないでしょうか。

【筆者:まみ】|くらしのケアノート

「家庭の困りごとにそっと寄り添う、くらしのケア図書館」をコンセプトに、
おうちでできるやさしいケアと、暮らしをラクにする知恵を発信しています。

正看護師として10年以上勤務。
脳外科病棟を中心に、ICU(集中治療室)との兼任を含む高度急性期医療から、
消化器科(一般病棟/がん専門病棟)、結核などの指定感染症管理まで幅広く経験しました。

その後、デイサービスにて介護・リハビリ領域の看護にも携わり、
生活期の視点からのケアや家族支援を実践しています。

1000km単位の転勤を2度経験した4児のワンオペ母。
30分以内で作れる時短料理と、無理しない家庭運営が得意です。

▼Instagram:@kurashi_care(準備中)
▼BOOTH:PDFテンプレ販売予定

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