エリクソンの発達段階理論と実際の子どもの発達|看護師ママが0〜6歳の成長をわかりやすく解説

子育てケア

子育てをしていると、

「この関わり方で合っているのかな?」

「イヤイヤ期、どう対応すればいいの?」

と悩むことは少なくありません。

筆者である私は、看護師として多くの子どもや家族を見てきましたが、

自分が母親になってからは、専門知識があっても不安になることの連続でした。

特に子育て初期は、

「親が何かをしてあげなければ、成長できないのではないか」

と強く思い込み、うまくできない自分に落ち込んだこともあります。

しかし4人の子どもを育て、長い時間をかけて見えてきたことがあります。

それは、

子どもはもともと“自分で成長していく力”を持っている

ということ。

そしてもう一つ大切なのは、

その力を信じて見守ることも、親の大切な役割だということです。

この記事では、看護師ママとしての経験を交えながら、

エリクソンの発達段階理論と、実際の0〜6歳の子どもの発達を重ねて解説します。

エリクソンの発達段階理論とは

エリクソンは、人の心の発達を生涯8つの段階に分けて考えました。

それぞれの段階には、

・その時期に育ちやすい力

・つまずきやすいポイント(危機)

があるとされています。

子育てに特に関係が深いのは、次の3つの時期です。

乳児期(0〜1歳):信頼 vs 不信

抱っこや授乳、声かけを通して、

「この世界は安心できる場所だ」と感じる時期です。

泣けば応えてもらえる、

不快なことがあればケアしてもらえる、

そうした経験の積み重ねが基本的信頼感を育てます。

幼児期初期(1〜3歳):自律性 vs 恥・疑惑

歩く、食べる、着替えるなど、

「自分でやりたい」気持ちが一気に強まる時期です。

いわゆるイヤイヤ期の中心でもあります。

幼児期後期(3〜6歳):積極性 vs 罪悪感

ごっこ遊びやお手伝いに意欲が出て、

「やってみたい」「挑戦したい」気持ちが育つ時期です。

0〜6歳の発達をエリクソン理論と重ねて理解する

理論を知っていても、

実際の子どもの姿と結びつかないとイメージしづらいものです。

ここでは、年齢ごとの特徴を簡単に整理します。

0〜3か月

・泣いて要求する

・抱っこで落ち着く

・目で人を追う

→ 信頼の土台が作られる時期。

6か月頃

・寝返り

・人見知り

→ 特定の養育者との愛着が強まる時期。

9〜12か月頃

・つかまり立ち

・指先でつまむ

→ 「自分でやりたい」意欲の芽生え。

1〜3歳のイヤイヤ期と「自律性」の育ち

1〜3歳は、発達の中でも特に大変に感じやすい時期です。

・思い通りにならないと泣き叫ぶ

・床に寝転がる

・癇癪を起こす

親にとっては試される場面が続きます。

しかしこの時期は、

自律性を育てるために必要なプロセスでもあります。

時間や心に余裕がないと、

丁寧に寄り添うのが難しいのも現実です。

看護師ママが実践したイヤイヤ期の関わり方

私がイヤイヤ期に取り入れていたのが、

「タイムアウト」という考え方です。

タイムアウトの考え方と具体的な方法

タイムアウトは、

罰や放置ではありません。

感情を落ち着かせるための短い休憩時間です。

タイムアウトのメリット

・親が怒鳴らずにすむ

・子どもが感情の切り替えを学べる

・忙しい時間帯でも実践しやすい

1〜3歳向け・具体的な流れ

1.安全な場所で距離を取る

2.泣きが落ち着くのを待つ

3.落ち着いたら静かに声をかける

4.気持ちを短い言葉で代弁する

5.抱きしめて終了

繰り返すことで、

イヤイヤの持続時間が短くなる子も多いと感じています。

3〜6歳の発達と「積極性」を育てる関わり

この時期は、

・ごっこ遊び

・お手伝い

・想像遊び

を通して、「やってみたい」気持ちが育ちます。

失敗を責めず、

挑戦する姿勢を大切にする関わりが重要です。

発達は行きつ戻りつしながら育つ

育児をしていると、

発達はきれいな一直線ではないと実感します。

・できていたことができなくなる

・急に甘えが強くなる

そんな揺れを繰り返しながら、

子どもは少しずつ成長していきます。

発達は何度でも積み直せるものです。

まとめ|理論は地図、育ちはその子の道

・エリクソン理論は発達を理解するための地図

・実際の成長はジグザグで個人差が大きい

・親が焦らず見守ることが、何よりの支え

子どもの力を信じながら、

今の姿を大切に見ていくことが、

子育ての安心につながると感じています。

【筆者:まみ】|くらしのケアノート

「家庭の困りごとにそっと寄り添う、くらしのケア図書館」をコンセプトに、
おうちでできるやさしいケアと、暮らしをラクにする知恵を発信しています。

正看護師として10年以上勤務。
脳外科病棟を中心に、ICU(集中治療室)との兼任を含む高度急性期医療から、
消化器科(一般病棟/がん専門病棟)、結核などの指定感染症管理まで幅広く経験しました。

その後、デイサービスにて介護・リハビリ領域の看護にも携わり、
生活期の視点からのケアや家族支援を実践しています。

1000km単位の転勤を2度経験した4児のワンオペ母。
30分以内で作れる時短料理と、無理しない家庭運営が得意です。

▼Instagram:@kurashi_care(準備中)
▼BOOTH:PDFテンプレ販売予定

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