「今日はあまり食べたがらない」
「好きなものにも手を伸ばさない」
「何日も食事量が少ない」
家族の食欲が落ちていると、
「このまま様子を見ていいのかな」
「病院に行った方がいいのかな」
と、不安になりますよね。
看護師として、そして母として感じるのは、
食欲がない=すぐ受診が必要、とは限らないということです。
この記事では、
食欲がない日の家庭での判断ポイントと、
無理をしない看護の考え方についてお伝えします。
食欲がないときに不安になる理由
「食べること=元気の証」と感じている人は多いと思います。
そのため、
食事量が減ると、
体調悪化や病気を心配してしまいがちです。
でも実際には、
食欲は体調や生活の影響を受けやすいもの。
一時的に落ちることも、
決して珍しいことではありません。
食欲不振のよくある原因
食欲が落ちる原因は、さまざまです。
・疲労の蓄積
・睡眠不足
・風邪の引き始め
・気温や湿度の変化
・ストレス
・生活リズムの乱れ
体が回復しようとしているサインとして、
一時的に食欲が落ちることもあります。
家庭で様子見できるサイン
次のような状態であれば、
家庭で様子を見ながら整えていくことが可能です。
・水分は摂れている
・元気に動けている
・表情が普段と大きく変わらない
・排尿があり、尿の色が濃すぎない
・数日以内に少しずつ食べられるものがある
「食べられない」よりも、
「飲めているか」「動けているか」
を大切に観察しましょう。
注意して観察したいポイント
食欲がないときは、
次の点を意識して観察します。
・水分量が減っていないか
・尿量が極端に少なくないか
・体重が急に減っていないか
・嘔吐や下痢を伴っていないか
・発熱が続いていないか
食事量だけで判断せず、
全身の様子を見ることが家庭看護の基本です。
食欲がない日の家庭での関わり方
食欲がない日に大切なのは、
「無理に食べさせない」ことです。
・少量でもOK
・食べられるものを選ぶ
・食事回数を分ける
・水分を優先する
「食べなさい」と声をかけすぎると、
かえって負担になることもあります。
子どもの食欲がないときの考え方
子どもは、
体調や気分によって食欲が大きく変わります。
・1食食べなくても心配しすぎない
・好きなものだけの日があってもよい
・食事より水分を優先する
成長過程では、
食べムラがあって当たり前です。
高齢者の食欲不振で気をつけたいこと
高齢者では、
食欲低下が体力低下につながりやすくなります。
・脱水になりやすい
・低栄養に気づきにくい
・薬の影響を受けやすい
食事量だけでなく、
水分・体重・活動量も一緒に確認しましょう。
看護師ママとしての体験談
私自身、4人の子どもを育てる中で、
「今日はほとんど食べない」という日を何度も経験しました。
特に風邪の前後や、
生活リズムが崩れた時期は、
食欲が落ちやすかったように思います。
以前は、
「ちゃんと食べさせなきゃ」と焦っていましたが、
水分が摂れていて元気があれば、
数日は様子を見るように考え方を変えました。
その方が、
子どもも私も楽になったと感じています。
受診を考えるべきサイン
次のような場合は、
医療機関への相談を検討しましょう。
・水分がほとんど摂れない
・尿が極端に少ない
・体重減少が続いている
・嘔吐や下痢が続く
・発熱や強いだるさがある
・食欲不振が1週間以上続く
まとめ|食べられない日があっても大丈夫
・食欲は体調の影響を受けやすい
・水分と全身状態を優先して見る
・無理に食べさせないことも看護
看護師として、母として感じるのは、
「食べない日がある=すぐに異常」ではないということ。
家庭でできる判断と見守りを大切にしながら、
必要なときに医療につなげていきましょう。



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