看護学生時代は「無駄だと思っていた行動計画」
看護学生の頃、実習のたびに提出していた 行動計画書。
当時の私は、
「患者さんの状態で変わるのに、この計画書って意味あるの?」
と疑問に思っていました。
学生の受け持ち人数は少なく、
目の前のケアで必死。
行動計画は“形式的な作業”にしか感じられませんでした。
しかし、これが後になって大きな価値を持つことを
私はまだ知りませんでした。
看護師になって痛感した「行動計画の価値」
看護師として働き始めると、受け持ち人数は一気に増加。
とくにICUでは次のような状態が日常でした。
- 急変が頻繁に起こる
- 多重業務が当たり前
- 優先順位が絶えず変化する
- 「今すぐ必要なケア」が突然入り込む
この環境で、私はようやく気づきました。
学生時代に“無駄”と思っていた行動計画が、
実は業務を安定して回すための土台だったということに。
行動計画があることで、
- 今日やるべきことが明確になる
- どの業務を何時に組み込むか判断しやすい
- 急変や割り込みがあっても優先順位を即座に再構成できる
という大きなメリットがありました。
そのスキルが「ワンオペ育児」で生きている
現在の我が家は、完全ワンオペ育児。
夫の帰りは遅く、頼れる親族も近くにいません。
それでも家庭が回るのは、
看護師時代に身についた 行動計画の思考 が
生活にしみこんでいるからです。
育児は看護と同じく“予測不能”が当たり前。
- 子どもがぐずる
- 急な通院
- きょうだい喧嘩
- 赤ちゃんの機嫌で時間がずれる
つまり、育児こそ行動計画が必要な世界。
行動計画の基本は「大まかな流れを時間に落とし込む」
看護で使っていた方法を育児に置き換えると、
次の3ステップで組み立てられます。
① 大まかな行動を書き出す
まずは1日で発生する予定をすべて出します。
- 食事
- 洗面
- お風呂
- 宿題
- 習い事
- 通院
- 送迎
- 家事(洗濯・掃除・夕飯準備)
- 寝かしつけ
- 自由時間
“起こりうる行動”もすべて書き出すのがポイント。
② それぞれに必要な時間を予測する
完璧でなくてOK。自分基準で大丈夫です。
- 夕飯準備:30〜45分
- お風呂:30分
- 外出準備:15分
- 赤ちゃんのミルク:10分
- 宿題:30〜45分
この「時間の予測」がないと、計画は立てられません。
③ 予測時間を1日の流れに当てはめる
朝が弱いなら……
- 朝はゆっくり始める
- 家事のピークは10〜12時
- 夕方の“魔の時間帯”を短くする
など、自分の家庭に合わせて組み直します。
行動計画があるとハプニングに強くなる
行動計画の一番の価値は、
「予定どおりに進むこと」ではなく
「崩れたときの立て直しが早いこと」
育児は予測不能の連続。
でも、基礎のスケジュールがあれば、
- 何を後回しにするか
- どれを優先するか
- どの時間を削って調整するか
がすぐ判断できます。
ICUで学んだ
「優先順位は状況で変わる」
という思考が、今まさに育児で生きています。
まとめ|行動計画は育児にも使える“一生モノのスキル”
- 看護学生時代には無駄に思えた行動計画
- 忙しい病棟で流れを崩さず動くための土台だった
- ワンオペ育児でもこの考え方が活躍
- 大まかな行動 → 必要時間 → 1日の流れに落とす
- 行動計画があると“予定外の出来事”に強くなる
育児は予測不能ですが、
行動計画を取り入れるだけで 家庭がまわる仕組み が作れます。
私自身、4児ワンオペ育児が回るのは
このスキルに支えられていると感じています。



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