赤ちゃんの汗疹・おむつかぶれ・真菌の見分け方|看護師ママがやさしく解説

子育てケア

赤ちゃんの肌トラブル、「これ何?」と迷いやすい3つ

赤ちゃんの肌は大人よりずっと薄く、とてもデリケートです。

そのため毎日のように「赤いポツポツ」「ブツブツ」「ただれ」ができて、ママ・パパはそのたびに不安になりますよね。

特に迷いやすいのがこの3つです。

  • 汗疹(あせも)
  • おむつかぶれ
  • 真菌(カンジダ)が原因のブツブツ

見た目が似ている部分があり、慣れていないと区別が難しいのが正直なところ。

今回は、看護師としての知識と、4人の育児で実際に経験したケアを組み合わせて、分かりやすくまとめました。

看護師ママの体験談|いちばん悩んだのは「治ってきたと思ったのに悪化したおむつかぶれ」

私自身、4人の育児の中でいちばん悩んだのが、

「良くなってきたと思ったら、翌日また真っ赤になってしまうおむつかぶれ」 でした。

少し赤いかな?と思ったときは、いつも通りワセリンで保護して様子を見ていました。

でも、うんちの回数が増えた日や、暑くて汗をかいた日は一気に悪化することがありました。

治りかけのタイミングで赤みが広がり、ポツポツと境界がクッキリしてくると

「これカンジダかな…?」 と不安になったことも多くあります。

赤ちゃんの肌トラブルは、汗・よごれ・蒸れ・摩擦・うんちの刺激が“複合的”に重なって悪化します。

そのため「何が原因?」と悩むより、見た目の特徴をヒントにしながらできるケアを積み重ねることが大切です。

汗疹(あせも)の特徴と家庭でできるケア

汗疹は、汗が皮膚に残ることで起こる炎症です。

【汗疹の特徴】

  • 首の後ろ・お腹・背中・おでこに多い
  • 小さく細かい赤い粒
  • 触るとザラっとすることがある
  • かゆがることも多い

【家庭でできる汗疹ケア】

  • シャワーや濡れタオルで汗を流す
  • 肌着は吸湿性のよい綿素材
  • 室温はやや低め(22〜24℃)
  • 汗はこまめに拭く

汗疹は、皮膚を清潔に保ち、涼しい環境にすることでほとんど改善します。

筆者の体験談

1人目が生まれたとき、雪国にいた私は「寒いとかわいそう」と室温も湿度も高めにし、着込ませ、スリーパーや毛布で完全防寒。

その結果、3ヶ月頃には背中にびっしり汗疹が…。

背中がプチプチしているなと思っていたら、あっという間に悪化。皮膚はガサガサに。

赤ちゃんは背中まで手が届かず、顔や首に引っかき傷ができる悪循環でした。

この経験から 「1年中、少し寒いくらいで良い」 ことを強く実感しました。

おむつかぶれの特徴とケア|まずは「こすらない・乾かす」

おむつかぶれは「刺激」「蒸れ」「こすれ」の3つが重なって起きます。

【特徴】

  • 肛門まわり・太もも付け根が赤くなる
  • オムツが当たる場所に一致して赤みが出る
  • 触ると痛がることも
  • 広範囲に赤みが出る

【ケア】

  • うんちはシャワーや濡れタオルでこすらず落とす
  • よごれや摩擦を減らすためワセリンで保護
  • おむつ替えを少しこまめに
  • おむつを緩めに止めて蒸れを減らす
  • メーカーが合わない場合は別メーカーも試す

看護師4児ママのワンポイントアドバイス

①:陰部洗浄

病院では「陰部洗浄」といって、毎日オムツ部分を洗います。

家庭では、100均のソースボトルや、穴を開けたペットボトルでも代用可能。

私は魔法瓶に適温のお湯を入れ、必要なときにソースボトルへ移して使っていました。

②:おむつ開放

ひどいおむつかぶれのとき、病院でも「おむつを外して乾かす」ケアをします。

1人目のときは、おむつが合わずひどいかぶれに…。

そのとき フラットおむつを腰に巻く方法 を試したところ、30分の“おむつ開放”でかなり改善しました。

 

真菌(カンジダ)っぽいおむつかぶれのサインと受診の目安

カンジダ性皮膚炎は特徴がはっきりしています。

【特徴】

  • 赤みが濃く、境界がクッキリ
  • 周囲に「衛星病変」と呼ばれる小さな赤い点が出る
  • ワセリンでは良くならない、悪化する
  • 蒸れやすい部分に多い
  • おむつの当たらないシワにもできる

カンジダの場合は 抗真菌薬 が必要です。

【受診の目安】

  • 赤みが急に強くなった
  • 境界線がくっきりしてきた
  • 2〜3日ケアしても改善しない
  • 痛がる・触ると嫌がる

迷ったら写真を撮って受診時に見せると伝わりやすいです。

病院に相談したほうがいいのはこんなとき

  • 痛がっておむつ替えが困難
  • 排泄のたびに強く泣く
  • ジュクジュクしてきた
  • 細かいブツブツが広がり続けている
  • 熱を持つ、膿・臭いがある(感染兆候)

まずは小児科でOK。

悪化していく場合は皮膚科も検討してください。

日常でできる予防のコツ|汗・うんち・よごれをためない工夫

“ためない”がキーワード。

  • 汗をかいたら早めに着替え
  • うんちはこすらず落とす
  • おむつはこまめに交換
  • お風呂で優しく洗う
  • 乾かしてからワセリン

完璧じゃなくて大丈夫。

できる範囲で少しずつでOKです。

まとめ|完璧じゃなくて大丈夫。一緒にケアしていこう

汗疹・おむつかぶれ・カンジダは、育児中なら誰もが一度は悩むもの。

特徴を知っておくだけで、家庭でのケアと受診判断がぐっと楽になります。

赤ちゃんの肌トラブルは、ママ・パパのせいではありません。

汗・湿気・うんちなど、避けられない条件が重なって起こるものです。

完璧じゃなくて大丈夫。

気にかけてケアしている時点で、もう十分すばらしいです。

困ったときはいつでも頼ってくださいね。

【筆者:まみ】|くらしのケアノート

「家庭の困りごとにそっと寄り添う、くらしのケア図書館」をコンセプトに、
おうちでできるやさしいケアと、暮らしをラクにする知恵を発信しています。

正看護師として10年以上勤務。
脳外科病棟を中心に、ICU(集中治療室)との兼任を含む高度急性期医療から、
消化器科(一般病棟/がん専門病棟)、結核などの指定感染症管理まで幅広く経験しました。

その後、デイサービスにて介護・リハビリ領域の看護にも携わり、
生活期の視点からのケアや家族支援を実践しています。

1000km単位の転勤を2度経験した4児のワンオペ母。
30分以内で作れる時短料理と、無理しない家庭運営が得意です。

▼Instagram:@kurashi_care(準備中)
▼BOOTH:PDFテンプレ販売予定

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